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変形性関節症(Osteoarthritis = OA)は、最も一般的なタイプの関節炎で、足や足首だけでなく、手、膝、腰など、体のどの関節にも影響を及ぼします。変形性関節症は、関節内の軟骨にダメージを与え、痛みや腫れを引き起こします。また、動いた時に骨同士が擦れ合うこともあります。
変形性関節症は、年齢を問わず誰にでも発症する可能性がありますが、特に加齢に伴いよく見られます。変形性関節症を発症するリスクとして、
変形性関節症の治療法として、炎症を下げる薬の処方、また手術での治療(人工関節・インプラントや関節固定術)がありますが、ヒアルロン酸を関節に注入することで、ジェルがクッションの役割を果たすため、症状の進行を遅らせ、出来る限り将来の手術も先延ばすことが可能です。
ヒアルロン酸は、体の中に自然に存在する分子の一種で、関節の中を満たす粘り気のある液体=滑液の重要な成分です。滑液のおかげで、日常の動きで起こる衝撃が吸収され、関節がスムーズに動くことができます。健康な関節内では、滑液の成分であるヒアルロン酸が継続的に分解⇆再生されてます。しかし、関節炎が発生してしまうと、滑液中のヒアルロン酸がだんだん薄くなってしまい、液体の潤滑性が低下し、衝撃を吸収しなくなってしまいます。関節炎が起こっている関節内に、クッションの働きをするヒアルロン酸を補うことで、痛み・関節の硬さを和らげ、可動性を向上させることができます。
当院では、 SUPARTZ FX (ヒアルロン酸 25mg) を導入しています。色々な製薬会社がヒアルロン酸を生産していますが、当院で使用するSUPARTZは、20年以上最も長く使用されており、20件以上の臨床研究が行われています。また、SUPARTZは、他4社の製品と比較しても不純物が一番少なく、過敏反応も87%少ないというデータが出ています。
現時点では、アメリカ食品医薬品局 (FDA)は膝の変形性関節症の治療のみヒアルロン酸療法を承認しているため、他の関節に対するヒアルロン酸注射の使用は「適応外」と見なされています。しかし、実際にはヒアルロン酸療法は広く研究されており、膝以外の肩、股関節、足首、足の関節の治療として多く取り入れられています。
施術時間はおよそ30分程度で、クリニック内で行います。施術後の48時間は、激しい運動や1時間以上足に体重がかかる活動(長距離ジョギング、重い物の上げ下げ、または長時間の立ち仕事など)は避けてください。
ステロイド注射は、炎症や痛みを抑えるために使われます。通常ステロイド注射は、ヒアルロン酸注射よりも効果が早く現れますが、持続時間は長くありません。膝の変形性関節症を持った方を対象に、ステロイド注射とヒアルロン酸注射を比較した臨床試験では、両方の治療で膝の痛みと硬さが軽減されましたが、ヒアルロン酸注射を受けた方の方が、効果が数か月長く続き、効き目の低下を示さずに注射を繰り返すことができました。
大抵の患者さまは、少しの痛み・違和感を感じるようです。当院では、皮膚の神経を麻痺させてから、関節内にヒアルロン酸注射を行います。
MIKA HAYASHI, DPM, PC・林美香足病科クリニック
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