足底にできるイボは、英語では「Plantar Wart」と呼ばれ、他の体の部位にできるイボと比べて、治りにくいのが特徴です。
足の裏にかかる体重によって、歩く度にイボが平らに押しつぶされ、厚くなった皮膚がイボをどんどん囲んでしまい、イボウイルスが表皮の深部へどんどん侵入してしまいます。見た目はタコ、うおのめに似ていますが、足底のイボは、ヘルペスと同じ「ヒトパピローマ・ウイルス」が原因なので、放っておくと数が増え、他人にまで感染してしまいます。このウイルスは、暖かくジメジメした環境を好むため、イボは足の裏、指の間など汗をかきやすい場所にできやすく、またヨガやジムに通っている方、水泳をする方、多汗症の方にできやすい病気でもあります。
足底のイボは、痛みの有無にかかわらず、足病専門医による治療が必要です。治療法としては、凍結療法でウイルスを凍死させるのが一般的ですが、短期間で完治させたい方には最新レーザー機での治療をおすすめします。