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NYU Langone Orthopedic Hospital
ニューヨーク大学ランゴーン整形外科病院 提携医
American Board of Podiatric Medicine
アメリカ足病医学会公認 認定医
Q.「認定医」って何ですか?
A. 足病医の中で主な認定機関はABPM (American Board of Podiatric Medicine)とABPS (American Board of Podiatric Surgery)で、レジデンシーの後さらに5年間かけて、継続的なトレーニングを積み、専門的かつ高度な知識と経験を修得し、難関なテストに合格した医師のみ認定医(Board Certified)になることができます。
特に手術などが必要になる場合は、評価の高い病院で、認定資格のあるドクターを探すことをおすすめします。
「足病科(ポダイアトリー)」は日本には存在しないので、聞きなれない言葉かもしれません。アメリカやヨーロッパは靴社会なので、足の悩みを持つ方も多く、昔から足の治療に対するスペシャリスト「足病医(ポダイアトリスト)」が存在します。かの有名なナポレオンは足が悪く、戦場に赴く際は必ず足病医が従事していたという話もあります。ただ、足病医育成を専門とする医学校(ニューヨーク足病医科大学)が初めて創設されたのは、1世紀前のここ、ニューヨークです。
「足病医」と言ってもかなり違いがあり、カナダの足病医は「Chiropodist(シュロポデイスト)」 、ヨーロッパでは「Podologist(ポドロジスト)」、オーストラリアでは「オーストラリアン・ポダイアトリスト」 と、国によって呼称が変わるため少々わかりづらいのですが、トレーニングの長さや治療範囲が全く違うため、足病医の間では明確に区別して使われています。
米国足病医のトレーニングは4年制大学卒業後、4年間の下肢医科大学(アメリカに9校のみ)、そして3年間のレジデンシーと、M.D./D.O.の教育同等長期に渡り、薬剤処方や外科手術を含む脚/足のケアを全て行う世界唯一の足病医が「米国足病医(アメリカン・ポダイアトリスト)」なのです。靴のアドバイス、タコなどによる足の痛みのケア、注射などに治療が限られる他国の足病医と米国足病医の治療範囲は大きく異なります。
ここアメリカでは、足病科は総合病院などでは整形外科の傘下に属することが多く、歴史もまだ100年ほどと比較的新しい分野です。おそらく日本で知られている米国足病医は「ドクター・ショール」でしょうか。足病医は膝下全ての問題をケアするため、水虫・ウイルス性イボ等の皮膚疾患の治療から、巻き爪・爪水虫などの爪疾患の治療、スポーツによる怪我などの整形外科疾患の治療や手術、そして糖尿病による血流障害や神経障害の治療までと多岐に渡ります。症状によっては手術が避けられないケースもありますが、悪化する前に治療を始め、専門医から予防法を学ぶことで、大抵の場合は大きな手術に至らずに済みます。 足病科は痛みなく歩いたり、好きなスポーツを思い切り楽しんだりできるように足の悩みを解決する、整形外科とはまた異なる、予防を重視し、生活の質を向上させてくれる重要な科です。 これから日本の長寿社会の問題や医療費の増加の問題を考慮に入れると、日本でも、アメリカのようにすべての病院にある必須の「科」になっていくことでしょう。
ニューヨーク州足病医学協会データ (2018年3月)
参照:「足病医とは?」(英語) 米国足病医学会ウェブサイトより
MIKA HAYASHI, DPM, PC・林美香足病科クリニック
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